メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

Goodbye,world/淡/遁世しようと決めた途端これだよ

Episode10|ただ、いっさいは過ぎていきます。

流れて流れて流れていく そんな抽象的で中身のない形容しか 状態を表す術のない昨今です。 呼吸をするように 思いついたことを只 日々の暮らしとして営む 農耕民族です。 だって、 「もっともらしく 「なにかつたわったような 「どこかでみたような 「好感触…

Episode09|なんかおっきいことをやりたくなる病

時たま訪れるなんかおっきいことをやりたくなる病。 おっきいことってなんなんだろね。 ああそうか。 自分が想像できないことをしたいんだ。 想像できることはたやすくできるから。 つまらないんだ。 そういえばわたしずっと言ってる。 つまらないからなんか…

Episode08|一周回ってフラット

シーソーを端からとことこ歩いてきて ピタッ そう、そこ。 そこが真ん中だよ。 ふっ と力が抜けて あれ? って記憶が全部ふきとんでしまいそうな そのすきま さみしくてこわさみしくてこわ くて感動してうくて感動してう れしくて思い出れしくて思い出 した…

Episode07|うわー、目が霞むー、ねむいー、もう嫌だーとか騒いで喚いた後『嘘だよ☆!!!』とか言ってお騒がせするから、嗜めて。

日本語じゃない日本語喋っても 許してよって そういう気分 言葉が遅くて邪魔だ だが言葉で伝えなければ伝わらぬ 理解するのに言葉はいいよね 数式みたいなもんか 留めるための言葉 シンボルみたいな感じか 主旋律しか演奏できないから 頑張るしかないよな 全…

Episode06|それを聞いてわたしは燃え盛ることにした

「純粋な怒りを抽出したら 綺麗な炎になるんです。 誰に向けられたものでもなく 自分に向けたものでもなく まっすぐ伸びる怒りですよ。 これは生命に 非常に栄養になるのです。 縦に伸びるものですよ。 対象のないものですよ。 純粋な怒りです。 これがなか…

Episode05|一方的な約束、あとは受動態。

完全オリジナルストーリー。 ただわたしが見たいだけの世界も作らなきゃね。 ガーデニング的な、おばあちゃんの家に行った時のてづくりのティシュボックスみたいな、 そういうのだよ。 それ、私の世界にほしいよねって。 それだけの動機でせっせと作るそれ。…

Episode04|伊勢海老でも釣りに行こうぜ

全部ポーンと投げ出して ぽっかりあたたかなハルに投げ出されてみるのもいいんじゃない そのメールもその考えごともそのタスクも 本当はたいして重要じゃないんでしょ? ハルの中だったら許されるよ 桜も咲いてるしさ 風もなんだかのどかさを纏ってるし 一番…

Episode03|両手を添えて丁寧に注いでもらったグラスを 力一杯投げつけたい

たまにさ、すりきりいっぱい。 警報解除して、溢れさせたらどうなるんだろうって 魔がさすんだよね。 それはそれできっと面白く そのあと自体はある一点に問題なく収束していくだろうってことは 予想がつくんだけどさ いままで大切に大切に 育ててきたもんだ…

Episode02|快速は<回送>表示のまま定刻どおり小田原を通過いたしました。」

今、奈良。明日は沼津行くよ。 より具体的でより外に出せないことは最近こっちに書いてる。 見たい人はどうぞ。 ただいま快速モードでぶっとばしています。 もしかしたら、回送なのかもしれない。 一応駅では「扉開きまーす」って開いているんだけど、 きっ…

Episode01 |東京でマンモス狩りでもしてこいって言われてる

今浜松。今日は想像の中と体のメンテナンスデーだから、スーパー銭湯で1日すごしているよ。 物体デバイスとしての自分の体のメンテナンスっていう感じが面白い。 わーい、温泉だー。わふー。っていう感じというよりは、 炭酸泉で血行を良くして、水風呂で締…