メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

ありがとうということ。

ありがとうがわからなかった。


感謝の気持ちを常に持ちましょう。
周りの人に感謝を。
宇宙に感謝を。
生まれてきたことに感謝を。


といわれて、
感謝っぽいことは考えてみるものの、
心の底からそう思えているかというと、
そうではないような、
もやもやした気持ちがあった。


目の前に相手がいれば。
何かしてもらったことに対してのありがとうはわかる。


あなたのおかげで嬉しい気持ちをもらいましたよ。というサイン。


この嬉しい気持ちを共有しましょう。というコミュニケーション。


でも、「毎朝起きたら宇宙に感謝を」というのは、いまいちピンときていなかった。
でも、これならわかるという感覚が


この間訪れた。




今、目の前にいない大切な人の笑顔を
目を閉じて思い浮かべてみる。


そうすると、ちょっと泣きそうになる。


その感覚が感謝といわれるものなのかもしれないと思った。


ありがとうがわからない私の
「もし、世の中に感謝という言葉がなかったら
その気持ちは他に何と表現しますか?」
の質問に、


「愛、ですかね。」


と池田練悟さんは答えてくれた。


自分でイメージして、
その影響を自分で受ける。


ありがとうは、心地良い循環の営みだと思った。


思い浮かべてみて。
あなたの大事な人の笑っているところ。


近くにいればいるほど、
その人の顔のイメージは視覚的に不明瞭なものになるに違いない。
その、もわもわとしたものから
受け取る何かしらの感情。


ちょっと、泣きそうにならない?
私だけかしら?