メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

「ワタシさがし」のワーク


★「ワタシさがし」のワーク
〜自分のいたわり方が下手な人向け


帰り道、美容パックシートを買って帰りたくなる時がある。


やりたいこと。やらなくちゃいけないことがいっぱいあると、
心だけでどんどん動く。


一般的には「疲れている」という状態かもしれないけれど、
動けちゃうから動いてしまう。


パワーが足りないからなんだかいっぱい食べちゃうし、
栄養ドリンクおりゃーって飲んで、
RPGゲームみたいにパラメーター回復させて昼間を乗り越え、
帰ってくると、にゃーって気が抜けてすぐ寝てしまう。


そんなファンタスティックな生活を何日か続けていると、
体の色んなところがおかしくなってくる。
肌はかさかさしてるし、
肥るか・痩せるかしてるし、
臓器は痛いしw
なんか視界もぼんやりしてるし、聞こえづらいしw


笑い事wじゃないんだけど、もうここまでくると笑ってしまって。


いわゆる体中ボロボロっていう状態。


そんな時は、帰り道、美容パックシートを買って帰りたくなる
やっと興味関心の矢印が自分に向いた証拠なんだろう。


「あれどうにかしなきゃ」「これもどうにか」
外へ向いていた意識が
やっと自分に向かう。


遅いでしょ。


いやいや、そういう性分なんだよ。
そんな人、私の周りにはいっぱい。


どうしても自分は後回し。
すぐ忘れちゃう。
がんばってる、この人のこと。


そんな日にやってほしいワークを一つ。


★ワタシさがしのワーク
========================================
お風呂上がりに、ラフな格好のままで
美容パックを顔に装着したら10分。
他のことしちゃだめ。


たまったお茶碗。  洗っちゃだめ。
Facebook。  見ちゃだめ。
買ったままの本。  読んじゃだめ。


たった10分。


たまには「私」に構ってあげよう。
?電気消して、椅子に座って、
 目のところのシートもぱたんと閉じて、
 ゆっくり両手で顔を包み込んで、
 おつかれ。って言ってみる。


昼間は、こころの回転数が高いままですごしてるから、
家に帰ってきても、
ゆっくりひとつのことを考えたり、感じること、
最初は耐えられないはず。


つぎつぎ。どんどん。
シンプルなひとつのことに留まれない。
そういう考え方、ちょっと休憩。


もっと、ゆっくりじっくり。
深呼吸してギアをおとしてく。
おちついて。おちついて。


?包み込んだ両手は美容液でベタベタw
 それから、
 顔の他にも「わたし」だと思う体の部分にタッチして、
 美容液をわけてあげる。


まずは腕にも、「ぺたっ」って手のひらで触れる。


そうそう。ここも「私」
おつかれおつかれ。


顔から、てのひらで美容液を補給して、
そうやって「わたし」だと思うところ全部に、
触れていく。


意外と、わたしは大きいことに気づく。


足の裏とか、ごめん、
そこ、わたしだと思ってなかったかも。
忘れてた。


ずいぶんほっといたな。


なんか悪いね。


そんなことを考えながら、
わたしの形を思い出す。


全部触れるには、立たなきゃだめだね。


座ってると全部はタッチできないもの。


ぷよぷよした肉感も、
かさかさになった肌の表面も、
なんか愛おしいわ。
あんた、がんばってるね。
すごいよ。


認められた「わたし」が、
なんか喜んでるのがわかる。


そうやって暗闇で10分間。
わたしと話をする。


もうちょっとがんばってくれるって。


よかったね。


すこしだけ嬉しくなったら、
もう電気をつけて普通の暮らしに戻ろう。


さっきより体が軽い気がする。


よかったら試してみて。
あなたの「わたし」もきっと喜んでくれるはず。


<これ書きながら、聴いていた曲。>