メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

capitulo03 点を描いたら潜り込んで遊ぶ

ライフスタイルづくりについて考えてる。


今日は、生活について深める日になった。

目的を持って生きること。
それってすごく素敵なこと。

生きがいという言葉もあるように、
人が生き生きしてる時って、方向性がある時なんじゃないかな。

何かに向かって、進んでいる時。
現在地と目的地を結んだ矢印が
その人の中ではっきりしている時。

その矢印は、命の力と結びついて、
やるぞぉーって輝き出す。

でも、それと同時に、そのひとつひとつをどれだけの深さで味わえるかが人生の質に関わってくると思うんだ。

目標を決めて、いつまでにこれを成し遂げたい!って通過点をノートに書いて計画を立ててみたりする。

その時、通過点は、
「•」

もしくは、

「|」

と、表記するけど、
その1点の中に潜り込んで、その点を拡大して堪能していたい。

集中と解放。
両方同時に起こす感覚。

今はこれだけやればいい。
って自分で範囲決めて集中したら、
あとはもう、その範囲の中を心、解放してゆっくり楽しむ。

目的だけに走ると、全部の通過点は、作業になってしまうことがあるんだ。

昔の私はそう。
今だって意識しないとそうなっちゃう時もある。

これやって、
あれやって、
なんか今日はうまくいかなかった。
今日は、出来たー!

無意識で達成だけに執着していて、
それによって一喜一憂。
常に、なんか気にしてごちゃごちゃ考えてる。

目的だけ達成すればいいんだったら、時間は必要ないんだよ。

結果や答えだけ求めるんだったらそれこそ、コンピューターみたいに、チャチャッと解析して、答えを出力できれば、ことは済んじゃうことになる。

今、人工知能は、新聞の記事2秒で書けるんでしょ?
合理性と効率性求めるんだったら、
速けりゃ速いほうがいい。


なんで、
人間の脳は時間を認識できるように作られているのか。

それは、人生という旅路を味わってほしいからだと思う。

時間を有効利用して、
わざわざ時間軸使って、言葉を順番に並べて話して、
それを理解したり質問して、
笑ったり、怒ったり、
感情を感じて、
それを楽しむこと。

わたしは、きっとそれを願っている。

だから、人間には時間を感じる能力があるんだ。

その楽しみ必要なかったら、
メールみたいに、
データ送信は一瞬で伝達!

量子もつれの仕組み使って、同時に情報受け取れたら効率いいもんね。

時間使わなくていい。
人と会わなくていい。

意識だけ使って、
身体放棄して、
情報だけやりとりしてもいいのに、

この体というアバター動かして、
人生を謳歌せんとする人間、
動いて、出会って、顔合わせて、
触れて、抱きしめたい。

今日も、
目覚めたら扉を開けて外に出る。

誰かに会いに行くために。

愛おしいじゃない。
そんな人間たち。

生活について、ていねいに考えよう。

食べる、見る、話す、感じる。
ひとつひとつに思いがある。

モノだってそう。
しゃべらないけど、誰かの想いが詰まってる。

まずは、ものを減らすところからかなぁ。

愛する範囲をきめて、
それぞれと向き合うところから。

まずは、ペットボトルのお茶をコップに注いでから飲むところからはじめようかしら。

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