メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

【わたしの日本論】どこかにしまい込んでしまった日本らしさを探し出す。

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日本人の強みって、

理屈じゃないところにあると思う。

 

欧米が分析して、

理論づけて積み上げた世界を見て、

 

憧れと誇りと意志だけで、

ねばって、超えて行っちゃう。

 

不恰好だけれど、

ひとりひとりの内に灯る炎が結集して、

壮大なことを成し得てしまう。

 

この得体の知れなさ。

恐ろしさ。

 

本人たちからすると、

『一生懸命だっただけ。』

という、屈託のなさ。

 

大志を持って、

それを信じてやり抜く。

 

国のために、

自分がやらないといけないという、

使命感を持って、

理論もないのに突き進む。

 

そうやって、

歴史を積み重ねてきた日本。

 

 

それに加えて、

日本人気質の基礎は、

明るく ほがらかで よく働いて、

みんな仲良しというところ。

 

争えない民族。

なんでも受け入れて

ありがたがって共有しちゃう。

 

稲作も、

仏教も、

鉄砲も、

西洋文化も。

 

でも、

一番深いところに、ひとつ。

絶対に譲れないものをもっている。

 

目に見えない、それ。

それのためなら、命さえ手放せる。

 

戦いの相手、己。

 

歴史を振り返るたびに、

海外と比較するたびに、

ご先祖様が愛おしくなる。

 

意志と信念だけで積み重ねてきた、

歴史の最先端の地面に、

わたしたちが立っている。

 

 

さて、

 

 

今の日本はどうですか?

 

どんな意志•信念が

形になっているの?

 

人口は減少し、

高齢化が進み、

仕事はpepperたちが

やってくれるようになる。

 

人々は情報の多さに耐えきれずに

判断だらけになって、

繊細な心は常に爆発しそうなまま、

今日も電車に詰め込まれて

いつもの場所に行く。

 

軸が定まらないまま、

このまま歴史を進めるのは

限界だよ。

 

そろそろ未来を創ろう、日本。

 

反省して周りの顔色を伺う歴史に

区切りをつけて、

そろそろ、

手を挙げて発言してみない?

 

2020年に、どんな日本になって世界からお客様を迎えるの?

 

おもてなしなんて、

今の状態でできる余裕

ないでしょう。

 

わたしたちは、

どこかにしまいこんでしまった

大和の心を思い出す必要がある。

 

小さな和を壊して、

大きな和をつくる勇気を。

 

2020年、

心とはなにか、

本当にわかってしまった状態で、

世界をもてなしたい。