capitulo23 『なぜタイに行くのですか?』
理由はないよ。
ただ、心が行きたいって騒ぎ出したから。
理由なんて、自分が納得するための言い訳みたいなもんだ。
もしくは、他人に理解してもらうための。
人を好きになるのも、人生の大きな選択をするのも、「これだ!」って心が大きく動く時は言葉で説明できる理由なんてなかったりするんだから。
直感、なんとなく、閃き。
いつ起こるかわからない、それをつかまえられる状態で常に居られるか。
そういうあり方勝負、大好き。
事の発端は、これ。
『固定観念•観点から自由になったところから、湧き上がってくる思いや気づきを発信しまくって人の心を動かす』
『その人自身を生きることが仕事』
っていう仕事を作って、それで新しい生き方、経済循環を作りたいよ。
っていう話をしはじめたのが、1月後半。
そして、投げかけてみた。
最近の流行りは『誰にでも伝わるように発信しないこと』
今の素直な心から出てきた情熱をそのまま投げてみて、返ってきた意志とペアになる。
返信があったのは、さゆりん。
彼女も最近色々プロジェクトやってる。
とか、
とか
とか。
そろそろ遊びたいね。ってなってたところにこの返信。
そして、作戦会議。
会った時から、こんなんしたいね。こんなんおもしろそうっていきなりクライマックスな盛り上がりを見せる。
仕事をつくりたいなら、発注しちゃえばいいじゃん。
今の社会のルールを適用するなら、「何かしてもらって対価としてお金を支払ったらそれは仕事なんでしょ?」っていうざっくりした定義を適用させて、仕事を勝手に作っちゃおう。
仕事にしたいから、とりあえず1万円支払っていい?って聞いたらOKしてくれたので、交渉成立。
新しい職業が生まれた歴史的瞬間。
わたしたちは、発信することを仕事にしています❤️
で、何する?ってなった時に
「オリコン(サカキのニックネーム)、タイ行かないかな〜って。」
との一言。
聞けば、本当は娘さんと行くはずだったけど、娘さんは仕事で別行動になっちゃったらしい。
そして、キングコング西野さんと石川涼さんの対談で「タイには未来がある」って話してたっていうのを聞いて、心が騒ぎ出した。
---(思考開始)---
「いってらっしゃい」って言うのは簡単だよ。
事件は起こらない。
でも、次タイに行くきっかけなんていつくるの?
今、一言。
口にするだけで未来は変わる。
どうする?
どうする?
このまま日本で、今のイメージのまま自分の人生進めるのもいい。
人生はRPG。
新しい生き方と仕事作るんだって。
だけど、最近人の事が気になるようになってきた。
あなた、もっと輝けるのに。
いつまでそこにいるの?
そろそろもう次の事しようよ。
次のステージ行こうよ。
なんでもっとやらないの?
そんな煮え切らない、爆発しきっていない目の前の相手を存在させてるのはわたしだ。
認識=存在。
わたしがそう認識するから、そんな相手が存在する。
ということは、煮え切らないのはわたしだ。
未知に乗り出して道を創る勇気と習慣がないのはわたしだ。
人を変えることはできない。
いつだって、変化は自分からはじまる。
自分が変われば、周りへの影響が変わる。
世界の変え方はシンプル。
自分の認識を変えて行動するだけ。
どうする?
未知を選択して新たな道を作るか。
自分のイメージの範囲内で動いて、着実に進めるか。
未知だ。
道をつくりたいなら、未知を選べ。
---(思考終了)---
ここまでの思考、約1秒。
「タイ、行こっかな。」
『まじで!?』
決断しちゃえば、未来は予約される。
怖かったら叫びながら行けばいい。
未知に向かって叫べ。
発した分だけ、熱は返ってくる。
未来を予約したらあとは、淡々とそこに向かえばいいだけ。
タイには未来がある。
その希望だけを握りしめて、何かと出会いに行く。
そう決めた。
せっかく出会いのチャンスを持ってきてくれたんだから。
乗った。
そして、ただいまタイにおります。
どうなることやら。
冒険して参ります!