capitulo01 コーヒーを飲むために喫茶店に入るわけじゃない日々
朝起きたら、池袋に到着していた。
バスのアナウンスで目を覚ます。
最近こんな日が続いている。
夜中のうちに、高速道路のオレンジの光突っ走る中で目を閉じて、目を開けたら別の街で新しい私の1日が始まる。
昨日は、起きたら梅田にいたし、その前は、博多にいた。
旅するように人生を生きる。
ひとつ夢が叶ってる。
おお。夢って叶うんだ。
静かにひとり感動しながら、今日のブログ書くことを決めた。
今ここ、池袋はライトノベルのデュラララ!のイメージが強くって、街を見るたびにあのシーンの所だー。って、自分が物語のシーンの中にいる気分になる。
。
5ヶ月。
5ヶ月間。
壮大な夢を掲げて、それに向かって全力で生きてみた。
それも、そろそろ終わりを告げようとしている。
そのこと友人にLINEしたら「最初からクライマックスだぜ?」って言われて、たしかにね。私はいつもそうね。ちょっと笑った。
RFTSが20代の私の理念。
Reach for the starsの頭文字を取った造語。
『見えない星に手を伸ばす。なんて無謀なことするの?』っていう意味の言葉。
受験勉強してる時に、辞書で見つけてお気に入りになった。
それくらいおっきなことしたかったし、根拠のない自信が、なんかできるはず!って未来に期待した。
希望を託した過去の自分から常に期待とプレッシャーかけられてる感覚のなかにずっといた。
声なき声。
過去のあの日に埋め込まれたタイムカプセル。
「未来の『私』に期待しているから、今この時を苦しんで生きているんだ。半端な大人になったら、許さないからな。今向けられている無神経な大人の言葉、簡単に人を傷つける。傷つけていることにすら気づかない。『私』には、そんな大人になって欲しくないから、感性は殺さないで耐えてやるよ。全部感じたまま生きておいてやる。たくさんじゃなくていいから、仲間を見つけなさい。誰かと笑っている未来の『私』がみたい。誰かのこの気持ちをわかってあげる『私』になってください。そして、その人の孤独を救って。ひとりにさせないで。
変わっていいことと、変わって欲しくないこと。忘れないでほしい。」
高校生の「私」が、今でも私に話しかける。
思えば、10代はずっと曇り空の中にいた。
秋雨の空具合のように、真っ白な空が青空の前に立ちはだかっていて、
光は未だ見えなくて、なにものにもなれなくて、でもなにものかになりたくて。
マンガとアニメと小説が人生の教科書だったから、主人公としての生き方しかイメージできない。
でも、当時の自分は主人公どころか、脇役にも、その他大勢にすらなれてなくて、ちっぽけでざわざわした黒い気持ちに囚われてた。
そんな、心でみる街は全部画用紙の上に書いた絵みたいにウソツキで、つくりものみたいだった。
ただ、冷たくそこにあるだけ。
触れられない、居場所を見出せない
社会、学校、友達という集まりから、できている街。
どこに行っても、自分は自分のまま何も変わらない。そんな重苦しい自分引き連れて、居場所を探した。
誰とも話さないと、自分と世界の境界線は溶けて、全部が自分になっちゃった感覚になる。どこを探しても誰もいなかった。
思春期は、どうしてもこの手の感傷に浸りやすい。孤独の中に閉じ籠る。
だから、余計誰とも出会えない。痛い痛い。けど、忘れちゃいけない今の『私』をつくる構成要素。
5ヶ月間。
時間もお金もエネルギーも意識も全部そこに投じる。死に切る感覚で、ひとつの壮大な夢に熱中してみた。
貴重な時間だった。
人生はゲーム。
その感覚はちっちゃい頃からずっとあったんだけど、この年になって本気で人生ゲームしてみた。
その結果、得た答えは「自分の人生は自分で完全にデザインできる」ということと、「人は1人では何もなし得ない。強力なパートナー•同志と出会ってはじめて形ができる」ということ。
矛盾しているようにもみえるこの2つが答え。
夢は叶う。
私の夢。
旅するように生活したかった。
各都市に、町に会いたい人がいて、点々としながら、仕事をして、人と人を繋げながら、また、そこで得たものを連れて次の街へ。
自分の信念を自転させながら、みんなで創り上げたい大きな夢•時代という作品の周りを公転するひとつの惑星系みたいに人生を紡ぐ。
そして、仲間を見つけること。
主人公を生み出す主人公になること。
たくさんの
あなた-U-と
私-I -が向き合って、
そこで生まれた思い、気づきが蓄積されて、人はできてる。
その結果が、今ここ。
人は、アート。
その人が人生をかけて創り上げた作品。
未来に向かって、進化を続けるその過去•今•未来の想いと出会って、一緒に企んで、新しい作品を生み出しながら生きていきたい。
人生捨てたもんじゃない。
今起きてることひとつも無駄じゃないよ。
続けていれば、あなたが待っている、あなたを待っている人にきっと出会えるよ。
少年の夢叶えるんだ、少女のまま突き進め。
私の尊敬する作詞家の友達の言葉。
少女の大胆さ、凛とした女性らしさをもってゆっくり、丁寧に。
少年の素直さと、突破力もって、楽しく遊ぶように。
そうやって、生きて参ります。
さあ、次のステージへ。
人類、仲間のみなさま。
共に時代という作品を作り上げていきましょう( ^ω^ )