メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

私の理想の女性。

話し始めた瞬間、突然雰囲気が変わるんだもの。
嬉しくなっちゃったよ。


母に会ってきた。
定期的な母娘の情報交換会。


娘は今していることがどれだけ進んだか、
今、何を考えているか報告。


母も今していることがどれだけ進んだか、
今、何を考えているか報告。


想像力を味方にする演劇的発見ワークショップをしているよ。
って話をして、
わくわくカードを書いてもらった。


4つワクワクすることに関する質問に答えてもらって、
共通点を探す。


「あなたの中にワクワクした感情が現れるのはどんな時なの?」
というのを探して、
そのイメージに集中して育て体中に感じる演劇的ワークを通じて、
毎日ワクワクした気持ちで過ごしていきたいね。


という発想から始まったこのワクワクカード。


彼女のワクワクは、
「先のことをプラスに考えている」ことだと発見した。


学生時代バレーボールをしていたとき、
生活の中でお家を片付けているとき、
健康を願って生きていること。
今しているお掃除のパートの中でスタッフの段取りを考えているとき。


どれにも共通するのは、
こうなったら、こうなる。と段取って、
良くなるかどうかは、関係ない。
まずは、やること。


やらなくて後悔したことはあるけど、
やって後悔したことはない。と言った。


最初は、「こんなんでいいの?」
「えー、もっと字を綺麗に書けばよかった」
とかふわふわ笑いながらやっていたけど、


共通点を考えて、きっとこういうことだ。
と話しだした瞬間、
彼女の空気が変わった。


かっこいいよ、母。
美しいよ、母。


嬉しくなって、泣きそうになったよ。


思えば、この人はずっと先のことをプラスに考えていた。


近所の家族とどっか遊びにいく時も計画を練ってたし、
私が突然、留学しよっかなと呟いた後も、
家計簿とか通帳とか引っ張りだしてきて、
さんざん計算を書いた後に、
「うん、行ってきな。行ける。」と言った時も、


おじいちゃんが癌だってわかった時も、


ずっと、先のことをプラスに考えて、
自分で人生を拓いていた。


67年間生きてきた、あなたのワクワクが私を育てました。
さて、恩返しの時間だね。


いってきます。
いってらっしゃい。
ハイタッチして、日本橋の地下鉄の駅で別れた。


さて、もっとがんばれそうだ。
ありがとう。