メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

Episode02|快速は<回送>表示のまま定刻どおり小田原を通過いたしました。」

今、奈良。明日は沼津行くよ。
 
より具体的でより外に出せないことは最近こっちに書いてる。
見たい人はどうぞ。

 

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ただいま快速モードでぶっとばしています。
もしかしたら、回送なのかもしれない。
 
一応駅では「扉開きまーす」って開いているんだけど、
きっと電光掲示板には<回送>って表示されているから
よほどのもの好きじゃないと乗ってこないわな。
 
もしくは、運転手の傲慢さで、ホームにいる気に入ったお客様をさらっている。
 
戸惑うあなたに、こういうよ。
 
「大丈夫大丈夫。あなたの目的地にちゃんとたどり着きますから。」
 
こういう強引なやり方のほうが性に合っているのかもしれないな。
 
いつまで走ろうかな。どこまで走ろうかな。
自信満々な運転手は、お客様に背を向けた瞬間に舌を出す。
意外とノープラン。だけど意外に用意周到。
 
まあいいか、この後小田原通過したあたりで、
目的地までの経路でもルート検索するか。
 
タイムスケジュールはいつでも定刻どおり。
そりゃそうだ。
時刻表をつくってるのはわたしだもの。