メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

おなじ顔のワーク。(10/26)

そっか、同じ顔をしていれば無言だって怖くない。


「お知り合い」の方との会話が苦手だった。

・エレベーター内で顔見知り程度の同僚と過ごす5フロア分の移動時間。
・喫煙所で隣の人と過ごす、タバコ一本分の時間。
・これから同じ講義を受ける人と待っている、開始までの15分間。

「話そうか」「話すまいか」

「どうしたらいいかわからないから、とりあえずスマホ


「どうしたらいいかわからないから、とりあえず寝とく」

このぎこちない時間、心に良くない。

学生時代あんまり友達いなくて、
教室の中で、周りはグループになって話してるから、
自分はそこにどう存在していいかわからなくて、
とりあえず伏せて寝てた。

そんな経験が影響しているのだと思うが、
このぎくしゃくした、居心地の悪い時間をどうにかしたい。
そうずっと思ってた。

だが、たいてい失敗する。

まずは話しかけて、にこにこ。
相手もがんばってる、にこにこ。
そうなんですよ〜♪o(^。^)o
そうなんですかぁ〜?♪o(^∇^)o

よしよし、途切れなく豪速球でキャッチボールできてる。
でも、お互い緊張しているのは共有事実。

(;^_^A (;´▽`A
(;^_^A (;´▽`A
(;^_^A (;´▽`A

どうしよう!!!!もう質問が無いっ!!!!
立ち上がりで質問しすぎた。

今日は誰の紹介で?
どっから来たんですか?
今日雨降るんですかね?
始まるの14時でしたっけ?
普段何されてるんですか?

言葉の上で、情報だけは何個か収集できたけど、
一問一答のネタはもう品切れ。

そうして、再度無言の時間が訪れる。
一回喋っちゃったから、さっきよりもっと変な感じ。
あ〜あ、また上手くいかなかった。

そして、ちょっとだけ淋しくなる。

こんなことをずっと続けてた。

そして、
最近、この問題を解決する方法をついに見つけた。

方法はいたってシンプル。
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①勇気を出してにこっ、とあいさつ。


 
②一つだけ、
「聞きたくなったこと」か「話したくなったこと」を口にする。


③その後は、相手と同じ表情をしてみる。
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ルールはそれだけ。
この、「相手と同じ表情をしてみる。」
というのが一番のポイント。

なんだか、前からの友人のような、
一気に距離が近くなる気がするから不思議。

そして、無理に話さない。

興味ないのに、無理矢理会話を紡ごうとしない。
きっと、それは相手も自分も望んでいない。

にこっと笑って、一言口にして、
相手の表情を真似したら、あとは流れに身を任せる。

相手と同じ顔している間は、
少なくとも空間と時間を共有できるから、
その後、特に会話が続かなくたって、なんだか室内の空気は和らぐ。

自分の心が、相手の心と出会った時の反応に集中。
丁寧にそれをやっていると、相手と自分の壁がすっと消えていくから、
他人が怖くなくなるよ。

にこっとされて、嫌な人は少ないはずだから。
相手も少しガードを柔らかくしてくれる。

自由大学でカレン先生がやっている『質問学』と、
池田練悟さんの『出会いの即興』『サイコロジカルジェスチャー』のワークと、
まいばすけっとのアルバイトの店員さんの笑顔の合わせ技で生まれた発見。

良かったらやってみて。

①勇気を出してにこっ、とあいさつ。


 
②一つだけ、
「聞きたくなったこと」か「話したくなったこと」を口にする。

③その後は、相手と同じ表情をしてみる。

それだけ。



どうぞ、素敵な主人公ライフを!