メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

わたしのメディアアート論Ⅱ

Ⅱ.メディアアートについて語ってみる

メディアアートという言葉を聞いたことがありますか?

このブログのタイトルにもなっている「メディアアート」という言葉。

 

最近だと、「現代の魔法使い・落合陽一さん」の登場等も相まって、
昔よりは浸透しているんじゃないかなと思う。

matome.naver.jp


私は、学術的に研究しているわけではないし、
解析や解釈は専門の方にお任せするとして、
かなり主観まじりのざっくりとした紹介になることを宣言した上で、
自分を構成している土台として、紹介してみる。

 

メディアアートとは、
20世紀中盤より広く知られるようになった、

芸術表現に新しい技術的発明を利用する、
もしくは新たな技術的発明によって生み出される芸術の総称的な用語。

 wikipediaでは、このように解説されている。

 

私は大学時代に、どっぷりとその世界に浸かっていたけれど、

作品づくりの限界を感じて、アートの世界を放棄して、

その後二転三転したうえで、今の自分の活動があるわけですが、

 

その頃、(2008年あたり)は、
『センサーとか、プログラミング使っていればメディアアート』みたいな、
雑で実験的な空気が流れていて、
センサーを使って、人のアクションに表現が影響される作品や、
何かのデータを解析した結果を、音や映像表現に反映する作品が流行っていた。

(うちの学校の校風かもしれないけれど)

 

今では、一般的になってるプロジェクションマッピングとか、
ショッピングセンターとかによくある
「動きによって映像が変わるよ!」みたいなのも
まだ、メディアアートの範疇に入っていた。

 

本当に、雑に表現してしまうと

「テクノロジー使って、今まで人間が見たことないような
 斬新で面白い表現しちゃおうよ」

 

「こんなことできたら、みんなびっくりするかな!
 おー!って思うかな!」

 

っていう角度の作品が、メディアアートの世界には多いように感じる。
専門の方、ごめんなさい。

 

あと、
エンターテイメント的な要素を持ちながら、背景には、

 

「実験的精神・好奇心」
「世界の新しい見方の提案」
「時代の最先端に対する問題提起」

 

がこっそり含まれていたりすること。

 

これも、メディアアートの魅力的な側面のひとつだと思っている。

 

先日、田舎のおばあちゃんを訪ねた時に、

「今日は人が多いな。」と思って駐車場のおじちゃんに聞いたら、

『ああ、チームラボがなんかやってるみたいだよ。』と言われて

認知度にびっくりした、チームラボさんとか、

www.team-lab.com

 

 

Perfumeの演出で有名なライゾマティクスの真鍋大度さんとか、

partner-web.jp

 

メディアアーティストってこんな人たち。

 

そのうえで、

私は、2つの観点から、
自分の活動をメディアアートと言い張りたいと思っている。

 

それは、
①「人間」を中心に考えた時と、
②「時代」を中心に考えた時の、
2つ。 

 

→次回へ続く

hisui0.hatenablog.com

 

f:id:hisui0:20161109231050j:plain