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メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

わたしのメディアアート論Ⅲ

Hello,world/初/ごあいさつ

Ⅲ.メディアアート生活へご招待


メディアアート的に人間を観る。
メディアアート的な生活とはなにか。

 

頭の中で思っていることは、一旦言葉にしてみよう。

という思いつきで書き始めた、
この「わたしのメディアアート論」の記事。

 

これが、いつかの誰かの何かの発見のかけらになることを祈って、
もう少し書いてみます。

 

メディアとはなにか。

 メディアとは「媒体」の意。

一般的にメディアというと、マスメディアのイメージが強くて、
新聞、テレビ、広告を思い浮かべやすいと思うけれど、
結局それも

「不特定多数の受け手を対象に情報を発信する媒体」という意味合い。

 

毎度おなじみ、wikipedia先生曰く、

メディアとは、情報の記録、伝達、保管などに用いられる物や装置のことである。
媒体などと訳されることもある。

 

記録・保管のための媒体とコミュニケーションのための媒体とに大別することができるが、両者には重なりがある。

 

メディアは、コミュニケーションの媒介項として存在していることが多い。
情報がある人から別の人へ伝達される際には、その間に何らかのメディアが介在している場合が多い。

 とのこと。

なんかややこしそうに見えるけど、

要はメディア=記録・保管・伝達のための媒体ってこと。

 

これを使った芸術作品であれば、

私はメディアアートと勝手に定義している。

 

<記録・保管>という側面から捉える人間

人間は、記録・保管するメディアそのもの。

人間は情報のかたまり。


今まで見てきたもの、影響されたもの、出会った人、

風景、発言、感情、匂い、温度、

 

全てに無意識的もしくは意識的に影響されて、

全部材料にして、

今のわたし、目の前のあなたが創られる。

 

今のあなたの考え、気持ちは、

過去の何かを材料に形成されている。

 

「今ここ」の一瞬を創るために、

たっくさんの情報が結集している。

 

自分が生まれる前の時代、歴史、

人間が生まれる前の、動物、植物、物質、存在の

いろんな意志が全部集結して、今のあなたがそこにいる。

 

お母さんも、お父さんも、

おじいちゃんも、おばあちゃんも、

死んじゃったあの人も、

あの人の思いも、あの人の思想も、

全部あなたに保存されている。

 

 

それを感じとれる?

 

 

人ひとり。

膨大で広大な海のような情報から構成されている。

 

いわば、人生レベルで見れば、

20歳だったら20年間、

たくさんの部品を拾い集めて、つくってきた作品があなた。

 

そして、その背景にはもっと多くの誰かの思想がある。

 

考えて考えて、ひとりの時間を通過して、

ようやく誰かに伝えたその想いが人から人へ受け渡されて、

あなたができてる。

 

ひとりひとり、自分という作品の作家さん。

 

人と会って話すということは、

それらが出会って、お互いに観賞会しているようなものなんだ。

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。

話しかければその人の宇宙が始まる。

という自論はここから来てる。

 

さらに、存在レベルで見れば、

宇宙誕生の137億年前から、よいしょよいしょと、

部品を積み重ねて、創られてきたのがあなた。

 

いやーーー、長かったね。

ここまで来るの。

 

137億年前はどうもどうも。

やっと会えましたね。ご苦労なこった。

 

量子力学とか、宇宙論、認識技術総動員で、

今ここを解析してみれば、はっきり分かる。

 

私たちは、久しぶりに逢っている。

元は、違いなんてなかったんだよ。

 

 

話が飛びました。

そのあたりはまた別の機会に。

 

 

何が言いたいかと言うと

 

普段何気なく話している、あの人は、

そうやって出来ているその最先端の一瞬の作品だということ。

 

ため息ひとつ、

愚痴ひとつ、

「ありがとう」の言葉ひとつ、

 

ある意味作品ということ。

 

3D映画見に行った時に、

3Dメガネかけて、映画観るみたいに、

 いつもと違う角度から人間を観るメガネを手に入れて、

誰かと話してみると、全然人に対する見方が変わる。

 

目の前で発された、その言葉だけに反応するんじゃなくて、

「なんで、そう思うようになったんだろう?」

「その考えはどこから来てるの?」

って、その人の持つ莫大なバックグラウンドに興味が湧く。

 

その人が通過してきた時間、一緒に感じたいなっていう、

深さのコミュニケーションのきっかけになる。

 

まずこれが私の革命活動の一つ。

このめがね、たくさんの人に渡したい。 

 

人間ぎらいの私が、人間に興味を持った、

きっかけのひとつ。

好き・嫌いを超えたコミュニケーションが出来るようになった、

きっかけのめがね。

 

よかったら、明日ちょっと掛けてみて。

人ってすごいなぁって思ってもらえたら

個展の主催者としては大満足。

 

 

続きまして、

「会話」と言う芸術活動の話をしようか。

 

→次回へ続く

 

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