人生RPG 『アソブ×カセグの章』(2)
前回の続き。
ぼうけん開始。
過去と未来をイメージせず、
今ここだけに専念すると、人はひとまず「ゆるゆる」になることがわかる。
ゆるゆるでのんきな人を見た時にどう思う?
人によって違うと思うけれど、のんきな人より悩んでいる人の方が、
なぜか好きな人がいる。
おもしろいよね。「人間っぽい」って安心するのだろうか。
人はわからないもの・未知のものは恐怖の対象だ。
だから、『わーい+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+』ってだけなっている人をみると、
よくわからなくて怖くなる。
人によっていろんな感情が出ると思うんだ。
楽して100万稼ぎました!とか、
遊んで暮らしてます!とか、
辛いことひとっつもないよ!っていう人をみると、
むかついたり、うらやましかったり、関係ないふりしたり、
疑ってみたり、逆に心配してみたり。
みんなラクして楽しくてわーい+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+ってなってたら、
本当は嬉しいはずなのにね。まずはここから手を付けないとね。
そんなことを考えていた。
新大阪→東京行きの新幹線の中、
名古屋過ぎたあたり。
新幹線の中でもFacebook上で、気付いたことの発信やコメントのやりとりをしてた。
『今ここだけ』感じて生きるってどんなだろう。が体感として感じられてきた頃。
「今」しかないと、欲望は起こらないのだと気付いた。
今だけを切り取って全てに満足してしまうから、こうしたいとか、ああしたいとか、
あまりそういうのがでてこない。
それはそれで満たされてる。
でもせっかく人間として時間を移動して生きられるんだったら、
欲望とか感じたいなぁと思った。
欲望がないと動きが生まれない。
今全部叶っちゃたら、明日はいらない。
そこで、思いついたのが「未来の予約」という考え方。
「今」しかなくてもいい。
でも、過去の記憶アーカイブは活用する。
インプットに対するリアクションを活性化させる。
何がいいたいかというと、こういうこと。
出会ったもの、風景、事柄、人という刺激がインプットされる。
そうすると、今までの自分の体験経験の蓄積と出会って、
意識空間の中で何かが生まれる。
いわゆる、
思いつき、気付き、アイディア、直感、閃き。ってやつ。
言い方は何でもいいけど。
まだ、意識空間の中にしか存在していないそれを
『イメージ』と呼ぶことにする。
そのイメージを物理空間上に投影させる時に、
(簡単に言うと「現実化」させる時に、)
「今」やるのはむずかしい部分がある。
たとえば、
「あ、ハワイ行きたいな」とか、
「このプロジェクトやってみたいな」とか。
名古屋にいたら、一秒後にハワイにいるのはむずかしい。
だから、未来に予約する。
そこが人間世界というルールのおもしろいところ。
物理的な制約によって私たちは時間旅行を楽しめる。
未来をつくる。
未来に延長する。
こうやっていけば、過去と未来が今を勝手に作り上げてしまうのではなくて、
今が過去と未来を味方につけているような気がして、
こっちの方が、気が楽だと思った。
常に過去と未来がうようよしている状態で今と接すると、
いろいろ複雑で面倒くさい。
さて、私の欲求はなんだ?
何を未来に予約する?
新幹線はトンネルの中へ。
自問自答は続く。