はじめに
なにかがきっかけで、
突然もう解散したバンドの曲を聞いて、
過去の作品や、インタビュー記事を読み漁るような、
そんな、出会いが最近あって。
相手は、西田幾多郎さん。
哲学者の方。
今、自分の中で一番エモい人。
いきなり著書を読もうと思ったら、
3秒で「だめだこりゃ」ってなったので、
解説本から読んでみることにした。
哲学は、好きだけど苦手。
言葉の定義が精密なのと、
言葉以前の世界をを言葉で語るところに
もどかしさを感じてしまう。
相対世界の中で絶対世界を語らんとする、
先人たちの努力、
言葉の結晶、
知恵の発露。
言い回しや表現の美しさにあやかりたい。
私は、言葉を音的に並べるというか、
ニュアンスで使ってイメージを構築しよう
とするきらいがあって、
それぞれの言葉の定義を正確に規定していく、
論理思考は苦手なんだけれど、
そのトレーニングも兼ねて、
西田さんを知っていこうと思った。