0=∞=1
「絶対的な宇宙がなくなるまで、あとわずか。」
2016年のイギリスの流行語、Post-truth。
"客観的な事実が重視されず、
感情的な訴えが政治的に影響を与える状況"
の意。
そう、
日々触れる情報のほとんどが、発信者不明の誰かの意見となった今、
事実はもう力を持たないってこった。
みんなが「いいね!」って思う意識の総体が、
世の中のあたりまえを塗り替えていく時代。
これからは、何を本当とするかは、
個人に委ねらていく。
考えを巡らせるそのベースとなる材料は、
自分で決めていい。
決めなきゃいけない。
誰かが世間を持っていきたい方向に乗っかるもよし、
自分で1から考えてオリジナルの考えを組み立てるもよし。
いや、
私は0から考えたいな。
ありとあらゆる人の意見をぜーーんぶ材料に美味しく頂いて、
自分の信念に従って、0から私の意見を新しくこさえたい。
そして、願わくばそんな人が増えてほしい。
人がこんなにいっぱいいる理由、
そういうことだと思うんだ。
違うから、出会う。
違うから、一緒にいる。
違うイメージが出逢って、新しいものを創る遊戯=人間の人生の究極の楽しみ。
そう定義して、日々を紡ぎたい。
0=∞=1
わたしはこの世界観が好き。
ひとつの動きで、世界を語る。
有ることがあたりまえではなくて、
無いことをあたりまえとする世界観。
無。
ある:ないの相対を越えた、
絶対無。
観測するまで、世界は存在しないんだ。
その基準点に立って、
世界を見た時、
すべてのあたりまえが「有り難い」ことが論理的にわかる。
世界を創っているのは、自分であり、
世界のすべては、自分そのものである。
みんな繋がってる。
そこから敢えて、分離を創って出会いを楽しんでるのが今と言うものだ。
世界を創ろうよ。
仲間は73億もいるんだぜ。
2017年、
あなたはどの基準点からものごとを考える?
photo by haruka