メディアアート生活

美術館に作品を見に行かなくても、町中に作品は溢れている。話しかければその人の宇宙が始まる。

0308|なんでこんなこと考えているんだろう

なんでこんなこと考えているんだろう

それはずっとある疑問で

なんでわたしはこんなこと考えるんだろう

なんでそんなことしようとするんだろう

心の中を深く掘り下げていっても

「なんとなく、」

そんな期待外れの答えしかみつからない

この変な感傷だって謎の塊で

きっと何かに当てられて

そう思い込んでいるにすぎないのだとか

感傷に浸っているこの気分をあじわっていることすら

きっと娯楽や嗜好品の類だということは

すぐに解析できてしまうから

恥ずかしい自意識の塊であるなと自覚しながらも

どこかに記述しておきたくなってしまう

閉ざされた無限ループの中にいる

 

価値観

価値観から逃げ出すのは

なかなかに骨の折れる作業で

離れすぎては

伝達不能になってしまうだろうし

近づきすぎては

絡めとられてしまうだろう


だけれど、

既存の社会というゲームのルールの枠組みの中で

重要な役割として機能する人には

不可能な

離れて思考し続けるという脳内環境が

わたしには可能だから

オルタナティブじゃなくて

新規作成案を

生むことができると感じている


なんで、そんなことを考えるの?

と問えば、

また最初の問いに戻ってしまう

だから、この問いは無視して

進めるしかない


根拠のない確信だけを

動力源として

こちらの世界では未だ価値のない

意味のない

思考と実践を

評価の対象にもならない場所で

続けることが

最適解


いつか

いつかこの時間たちは仕事をするのだろうか

わからない


きっとするのであろう

どこかでまだそう思っているから

そう、かすかに共感を求めているのだろうけれど

いざ観測しようとすると

その希望はあいまいに溶けて

なりを潜める


あいまいだ

すべてあいまいだ

そのあいまいを確定する気もない


今は2021年の3月8日だってさ

 

いつかの誰かにむけて

今日を記述する

 

すこしだけさみしい